2014年、平成26年もあと数日で終わろうとしていますが皆様は如何お過しでしょうか。今年もいろいろありましたが、当方も遂にリアル・アラフォー(!)に突入してしまいました。若い頃40代と言えばスッゲーおっさんだと思っていたのですが、いざ自分がその立場になると実感が湧かないものです
閑話休題
初めてNAM戦を始めるにあたって、歩兵装備、厳密に言えば米陸歩兵装備は如何でしょうか。それじゃ同時期に活躍した米海兵隊も同じなの?とお思いでしょうが装備体系が全く違うため、海兵隊独自の装備が存在します。ここでは米陸軍装備を中心に紹介していきます
ベトナム戦争当時、どんな部隊が展開していたのか?映画「地獄の黙示録」で有名になった第1騎兵師団、同じく映画「プラトーン」で有名になった第25歩兵師団、映画「ハンバーガーヒル」の第101空挺師団が無難です。
まずは戦闘服、通称「ジャングル・ファティーグ」と言われるものです。
いまから10数年前まではサープラス(軍放出)品が手頃な値段で入手出来ましたが、今は品薄なのか(?)簡単に入手出来ず仮に入手出来たとしてもビックリする値段で二の足を踏んでしまいます(汗)
そこでレプリカをお勧めするのですが、そのレプリカもマルチカム等の最新型が幅を利かせているため、仮にレプリカが存在したとしても製造数も少ないため自分に合うサイズがあったら即購入するしかないのが現状です。哀しい哉、根気強くミリタリーショップ、ネットのオークションで探すしかないようです。
次はヘルメット、M2ヘルメットと言われているものです。
ヘルメット自体は現在でも比較的入手しやすいのですが、ヘルメットを覆っている迷彩カバーは通称「ミッチェル・パターン」と言われているものです。迷彩カバー自体は実物及びレプリカが流通しているので、自分の懐に合わせてチョイスするといいでしょう。
ブーツは通称「ジャングル・ブーツ」と言われるもので、通気性も良く比較的軽量なブーツです。
実物も出回っていますが、欧米人のサイズと日本人のサイズは微妙に合わないのと値段もビックリするほど高いのでオススメしません。その点レプリカは日本人の足型に合わせて作られているので苦痛ではありません、値段も1万円以内で入手できるのが嬉しいところです。
戦闘装備はM1956装備というものが使用されていました。現在でも実物がネットオークション等で手頃な値段のものが入手出来る場合があるので、焦らず慌てず地道に探すといいでしょう。
アンモニッション・ポーチには東京マルイのM16用の20連マガジンが3本入り、慣れないと取り出しづらいとおもいます。(余談ですがM14ライフルのマガジンが2本入ります)
キャンティーン(水筒)カバーも程度も良く手頃な値段の実物がネットオークションで入手できることもあります。
カップ(銀色の部分)はミリタリーショップでも入手しやすく、キャンプでも使えるので持っていて損はないアイテムです。キャンティーンについては注意が必要です、時々60年代に製造されたビンテージアイテムが流通していますが内部コーティングに有害な物質が使われている可能性があるため、飲料水を入れて携行する時は新しいものを使用して下さい。新しいものはミリタリーショップで入手できると思うので問い合わせてみるといいいでしょう。
ピストルベルト及びサスペンダーも比較的入手しやすいアイテムと言えます。
フィールドパックもかれこれ数年前までは比較的手頃な値段で入手出来たのですが、ここ最近の値上がりには正直驚いています。サバゲでは活躍するシーンはないのですがこれがあると装備がキマります。
このアイテムも比較的入手しやすく、ちょっとした小物を入れておくのに便利です。
このアイテムのレプリカは数多く流通しているため比較的入手しやすいと言えます、サバゲでは活躍するシーンは滅多にないと思いますが雰囲気が引き立ちます。
ロープ降下等の際に使用するもので、当時の兵士が携行している姿が見受けられます。サバゲでは活躍する機会は全くありませんが装備が引き立つアイテムの1つです。
M1911A1(コルト・ガバメント)用のホルスターで現在流通している各社のガスガンが入りますが、製品によっては入りづらいものがあります。マガジンポーチもガスガン用のマガジンが入りますが、ゲーム中に損傷する可能性もあるので注意が必要です。
エントレンチングツール(スコップ)と銃剣もNAM戦装備を語る上で必要不可欠なアイテムですが、サバゲではまず使われません。エントレンチングツール及びカバーも比較的入手しやすいアイテムです。
銃剣は銃刀法に抵触しないように加工されたものです。銃刀法に抵触しないように加工されているいとは言えフィールドおよびチームのレギュレーションでは持ち込みが禁じられているので、誤解をされないためにもコレクション、観賞用として自宅に保管しておいた方が無難でしょう。
言わずと知れたM16A1アサルト・ライフルですが、東京マルイ製の「M16 VNバージョン」は現在でも製造されているようですが、いわゆるスポット生産で入手しづらいのが難点です。またフレーム自体がプラスチック製であるため強度に難があります、G&PのM16A1はフレームが金属製のためハードな使用に耐えられます。G&PのM16A1についてもM4A1カービン等に比べて入手が難しい製品と言えるでしょう。マガジンも東京マルイ製のものが使えるのが嬉しいところ。
言わずと知れたM1911A1、通称「ミリガバ」と言われているものです。東京マルイ製が比較的入手しやすく、ゲームでの使用に十分耐えうる仕様になっています。
先に紹介したホルスターに問題なく入りますが、抜き差し時に銃本体に細かな傷がつく場合があります。
これらの装備をまとめると…
このようになります。
このライトウェイトラックサックもサバゲでの使い道はありませんが、NAM戦好きとしては揃えておきたいアイテムです。
ライトウェイトラックサックに各種アイテムをつけると上記のようになります。つけ方のマニュアルはありませんが当時の写真等を参考にしています。
これはサバゲではなくベトナム戦争当時を再現したヒストリカルゲーム参加時の当方です、紹介してきた装備を装着すると上記のようになります。
サバゲでは使いづらいと思えるかもしれませんが、このような装備で過酷な状況下を戦った当時の兵士に思いを馳せるのと同時に敬意を表するべきでしょう。
NAM戦といっても海兵隊独自の装備が存在するのと、米陸軍特殊作戦部隊(グリーンベレー等)や米海軍特殊作戦部隊(シールズ)独自のアイテムが存在するため定義付けは難しいと考えます。
米軍だけでなくアメリカが支援した南ベトナム軍にも、旧ソ連や中国が支援した北ベトナム軍にも独自の装備が存在します。それらを完璧に網羅するのは不可能ですが、興味深いものがたくさんあります。
以後、機会を見て紹介していきたいと考えております。